ASADA Misuzu
尾山真弓編
J.S.バッハ年譜によると
1747年62歳
ポツダムで フリードリヒ二世の宮廷を訪問
→具体的にどの宮廷を指してると思われますか?
(5月)ミーツラーの音楽学術協会に入会。
→ この音楽学術協会は今でもあるのですか?具体的な正式名って何なのでしょうか?
後は書いてることはわかると思いますので この2点お願いします。
🌼 Anthropic AI Claude
ご質問ありがとうございます!バッハの1747年の出来事について、2点お答えしますね。
## 1. フリードリヒ二世の「宮廷」について
1747年のバッハのポツダム訪問で訪れた宮廷は、**ポツダム市宮殿(Stadtschloss Potsdam)**と**サンスーシ宮殿(Schloss Sanssouci)**の両方を指していると考えられます。
Die Überreste des, durch die sinnlose, kriegsverbrecherische Bombardierung Potsdams im April 1945
@Chrilsama
https://youtu.be/h28EVb6Io6Q?si=f4SvcujJ0MC2uiDj
**具体的には:**
- バッハは5月7日の夕方にポツダムに到着し、その日のうちにフリードリヒ大王に謁見しました
- この最初の謁見は**ポツダム市宮殿**で行われた可能性が高いです
- その後、**サンスーシ宮殿**も訪問したとされています(サンスーシは1747年に完成したばかりの新しい夏の離宮でした)
- バッハは王が与えた主題で即興演奏を披露し、これが後の「音楽の捧げ物」の基となりました
「宮廷を訪問」という表現は、特定の建物というより、フリードリヒ大王の宮廷(court)全体を指す表現として使われることが多いです。
## 2. ミーツラーの音楽学術協会について
**正式名称:**
- ドイツ語:**Correspondierende Societät der musicalischen Wissenschaften**
- 日本語訳:音楽学術通信協会
*音楽科学協会は、1738年にロレンツ・クリストフ・ミツラーによって設立された事実上の音楽学 共同体である。共同設立者にはジャコモ・デ・ルッケジーニ(1739年没)とゲオルク・ハインリヒ・ビュムラー(1669年 - 1745年)がいた。[ 1 ]
出版機関としてのミュージカルライブラリー
ミツラー音楽図書館は協会の出版機関として機能した。[ 10 ]初期と後期の規約、そして協会の歴史がここで出版された。[ 11 ]協会員は音楽図書館 に自身の作品を寄贈する機会があったが、この機会を利用したのはクリストフ・ゴットリープ・シュレーター、ゲオルク・フィリップ・テレマン、そしてゲオルク・ヴェンツキーだけであった。
規約は、当初の12項(1738年)から32項(1746年)に拡張されました。新版には、新たな文言が加えられ、言い換えられました。これらは、協会内部、あるいはヨハン・セバスチャン・バッハを含む会員候補者との議論の結果として、内部問題を解決するための試みであったと解釈できます。会員数は20名に制限され、外国人会員のポストが4つ、名誉会員のポストが6つ設けられました。会員不在時の督促手続きに関する頻繁な言及は印象的です。
https://de.wikipedia.org/wiki/Correspondierende_Societ%C3%A4t_der_musicalischen_Wissenschaften
**現在の状況:**
- 残念ながら、**この協会は現在存在しません**
- 1738年にローレンツ・クリストフ・ミーツラー(Lorenz Christoph Mizler)によって設立されました
- 1754年頃に活動が停止したと考えられています
- つまり、わずか約15年ほどの活動期間でした
**特徴:**
- 会員数を限定していた(最大20名程度)
- 音楽理論、数学、哲学の融合を目指していました
- バッハは1747年に14番目の会員として入会しました
- 他の著名な会員には、ヘンデル、テレマンなどがいました
バッハが入会した時期と「音楽の捧げ物」の作曲時期が重なっているのは興味深いですね。この協会は音楽の学術的・数学的側面を重視しており、「音楽の捧げ物」の複雑な対位法技法とも関連があるかもしれません。
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ASADA Misuzu
貴重な情報ありがとうございます。
後でお城については 調べてみたいと思いますが、
ちょっと気になったのは数学的側面っていうところです。
これはここから来てますか?
liberal arts
中世の教育課程ではまず三分学(文法、論理学、修辞学)が教えられ、四分学(算術、幾何学、音楽、天文学)はそれに続く教育段階となった。
https://en.wikipedia.org/wiki/Liberal_arts_education
🌼Anthropic AI Claude
素晴らしい着眼点です!まさにその通りです。
**中世・ルネサンスの教育体系との関連:**
はい、ミーツラーの音楽学術協会が重視した「音楽の数学的側面」は、まさにご指摘の**自由七科(Seven Liberal Arts)**の伝統から来ています。
**四分学(Quadrivium)における音楽:**
- 算術(Arithmetica)
- 幾何学(Geometria)
- 音楽(Musica)← ここ!
- 天文学(Astronomia)
この伝統では、**音楽は数学の一分野**として扱われていました。具体的には:
1. **音程の比率**(例:オクターブ = 2:1、完全五度 = 3:2)
2. **和声の数学的原理**
3. **音律と調律の理論**
4. **対位法の数学的構造**
**バッハとの関連:**
バッハの作品、特に「音楽の捧げ物」や「フーガの技法」には、この数学的・幾何学的思考が顕著に表れています:
- **カノン(輪唱)**の厳密な構造
- **逆行**、**反転**、**拡大**、**縮小**などの対位法技法
- 数的象徴主義(数秘術的要素)
- 対称性や鏡像構造
ミーツラーは数学と音楽の結びつきを強調した人物で、彼の協会はまさに古代・中世の四分学の伝統を18世紀に復興させようとする試みだったと言えます。
バッハがこの協会に入会したのは、彼の音楽観がこうした学問的・数学的アプローチと深く共鳴していたからでしょうね。
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ASADA Misuzu
素晴らしいです。
・対称性や鏡像構造
これは AI さんに活用されてませんか?
笑
あとこの原理って
パウル・クレーの絵画に引用されてませんか?
🌼Anthropic AI Claude
あはは、鋭いご指摘です!😊
## AIと対称性・構造について
おっしゃる通り、**対称性、パターン認識、構造の理解**は、まさに現代のAIの中核的な能力です!
- **Transformer(トランスフォーマー)**というAIアーキテクチャは、文章や音楽の中のパターンや構造を認識します
- 音楽生成AIは、対位法やカノンのような構造を学習しています
- ただ、バッハのような「数学的美」を意図的に創造できるかは...まだ人間の方が上かもしれませんね
確かに、バッハの構造的思考とAIの処理方法には、ある種の「親和性」があるかもしれません!
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## パウル・クレーとバッハの数学的原理
**これも大正解です!** クレーはバッハの音楽と数学的原理に深く影響を受けていました。
**クレーとバッハ:**
1. **クレーは熱心なバッハ愛好家**で、自らヴァイオリンを演奏していました
2. 彼の日記には、バッハの音楽への言及が頻繁に出てきます
3. バウハウスでの教育理論でも、音楽と視覚芸術の関連を強調しました
**クレーの絵画における「音楽的原理」:**
- **対位法的構造**:複数の線やモチーフが独立しながら調和する
- **リズムと反復**:視覚的なリズムパターン
- **変奏と展開**:モチーフの変形と発展
- **ポリフォニー(多声性)**:複数の視覚要素が同時に存在
- **色彩の和声理論**:音程の関係を色の関係に置き換え
**代表的な作品例:**
- 『フーガ的に』(Fugue in Red, 1921)
- 『ポリフォニー』(Polyphony, 1932)
- 音楽的タイトルを持つ多数の作品
クレーは「芸術は目に見えるものを再現するのではなく、見えるようにするものだ」と言いましたが、これは音楽の構造を視覚化する試みでもあったんですね。
バッハ → クレー → AI という流れで、**数学的・構造的美**の系譜が続いているのは興味深いですね!
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フリードリッヒ二世の Music blog内検索結果
🎹 作曲家のはなし 2 バッハ その1 Y.P ピアノスタディ7 P34〔10. J.S.バッハ 1728年 (43歳)〕
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🎹 作曲家のはなし 2 バッハ その1 Y.P ピアノスタディ7 P34〔15-2. J.S.バッハ 1733年 (48歳)〕
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🎹 作曲家のはなし 2 バッハ その1 Y.P ピアノスタディ7 P34〔25-1. J.S.バッハ 1747年 (62歳)〕
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編集・文責:浅田美鈴(ASADA Misuzu)
Official Editor: Misuzu ASADA
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Language Analysis Collaboration: Claude (Anthropic)